汐華ライフログ

元不登校の経験から高校時代で逆転し正社員を務めながら不登校の育て方から趣味のレザークラフトまで幅広く紹介していくブログ

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定時制高校で良かった!『不登校でも』最後まで失敗しない入学前から知っておく定時制高校の選び方と楽しみ方!

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不登校になると必然的に成績や出席日数が足りなくなります。

勿論それだけでなく、学力や精神年齢においても他の子に追いつけなくなっていくのが不登校の現実です。

将来的に中学校卒業と高校卒業では選択肢が全く変わり、職種や収入でも天と地の差があるほどといわれています。

不登校でも入れる高校というのは大きく分けて3つ。

評判が悪い高校」「定時制高校」「通信制高校

の3つに分類されると思います。

今回は私がおすすめする「定時制高校」は私が体験した話を基づいた事実を紹介します!

定時制高校は不登校が行きやすい高校

私が最もおすすめするポイントは不登校でも行きやすいという点です。

不登校になる理由は沢山あると思います。

朝起きれてない子、いじめられた子、経済的に貧しくて働かねばいけない子、成績が足りなかった子、人と話すのが苦手な子。
これらのタイプのお子さんでも全然続けやすいのが定時制の強みなのです。

何故不登校でも行きやすいシステムなのか?それは定時制高校の授業システムにありました。

授業開始が夕方からだから行きやすい

基本的に「定時制高校」の授業開始は夕方過ぎごろです。

これはつまり朝弱い子や仕事をしなければいけない子にとって朝から夕方までの時間を使うことができるという大きなメリットになるからです。

まず、朝起きれないタイプの子ですが、日常会話でよく聞く「あまり寝れない」というレベルではなく夕方頃まで寝てしまう逆転や、ロングスリーパーのことを指しています。

このタイプは似てるようで若干異なる性質をもちまずが、両方れっきとした睡眠障害なのです。

どちらも朝に起きることが困難であまり理解がない方からしたら”甘え”ととられる為不登校に陥りやすく悪循環をおこしやすいのが特徴でもあります。

そんなタイプでも夕方には比較的簡単に起きることができるので学校の始業時間に間に合うことができるため授業におくれたり途中入室などが減るため比較的続けて学校にいき続けることができるのが大きなメリットでしょう!

それとは別に、働いてお金を稼ぎたい!という子にもピッタリなのは朝から夕方までの間アルバイトをすることができるという点です。

つまり、朝8時から夕方17時まで働いたとしたら休憩1時間を含め8時間のフルタイムの仕事をすることができます。

普通に働きながら高校に通うことができるので働かなきゃいけないけど学校も行きたいという場合に凄く都合の良い学校。それが「定時制高校」なのです。

授業時間が4時限なので飽きにくく疲れにくい

まさに「定時制高校」の利点ともいわれるのが授業時間の短さです

普通の学校では6時限7時限あるのが一般的ですが、定時制は4時限しか授業がありません

これは、授業開始が18時だとしても帰りが22時近くになってしまうと警察に補導されてしまいますし、電車の終電にも乗れなくなってしまう恐れがあるためでもあります。

実際22時を回るといくら定時制高校に通っていたとしても帰り道に補導に合うケースもあります(一度体験済み

テストや終業式、始業式が近くなると4時限からさらに短く2時限になる日も!学校へきて先生の話を聞いて帰る日もあります。(もちろん出席人数は激減します)

普通から考えてあまりに短すぎる!!とお考えの方も多くいらっしゃると思いますが、生徒の多半数は1日中アルバイトをした後に4時間の学校に通っているのです。

12時間+移動時間を仕事と勉強に費やしているのです。決して楽ばかりするための学校というわけではないということをご理解ください。

いわゆる不良組は1年でリタイアする

定時制高校は1年が勝負といわれています。

例えば1クラス20人ほどの人数のクラスが3つあるとします。

1年後、3つあったクラスが2つに減り、人数は変わらず20人ずつのクラスになります。

1年で20人減った理由、その理由はとても簡単。

「行く気がなかったから」

定時制高校で単位や学力を落とす方法は”学校に行かないこと”たったそれだけなのです。

極端な話し休んで日にちをまたいでもその気になれば一瞬で追いつくことができる授業しかしていませんし、対策プリントなどを勉強すればテストの高得点を取ることができる世界です。

それでもたったの1年で1/3もの人数が辞める理由はいじめでもなんでもないただ「めんどくさかった」だけなのですから。

基本的に入試テストは基本的に全員合格

定時制の入試テストは比較的簡単です。

どの定時高校でも国語、数学、英語(社会)の3種類のテストの出席と各必要書類が必要になりますし逆に言えばテストの点数が低くても絶対合格できるのです!

ここで疑問に思うのは何故テストの点数で合否を判断しないのかという疑問ですが、

それは入学後1年以内についていけない子は自主的に辞めていくことと、もともと入学する生徒の人数が少ないので定員割れしているので落ちることがないということが理由だからです。

したがって基本的には全員合格するので入試で心配することはほとんどありません!

入学する生徒には大人も一定数存在する

これも定時制高校の特色ですが、ほかの高校と違い大人が入学してくることがあります。

理由は中学生の時に高校に行けなかった事情がある人がやっぱり高校に行きたかったと思ってくる人や、もう一度勉強したいと思った人が定時制高校に入学してきます。

年齢幅は20代後半~80代の方まで幅広いです。

実際いくつかの定時制高校を知っていますが全学年に2、3人はそういった方が定時制高校を選択しています。

そういった方々は大人になってももう一度勉強をしたいという意識をもっていますのでほかの生徒にも優しく、ほかの生徒を子や孫のように感じている方もいますので、良好な関係を築くこともできます。

基本的にはあまり自分から干渉しないと関わることがないのであまり気にすることもありません!

先生以外の大人が授業に参加しているという点は喧嘩などが起きたときでも中立な立場で判断できるというのも強みです。

定時制高校の選び方

定時制高校にも場所によって良し悪しがあります!

一昔前では定時制といえば「ヤンキーのたまり場」などと言われるほど治安も悪く、授業中にたばこを吸いだす輩もいたといわれる時代もありました。

今ではそんなこともなく、近年増加傾向のある不登校の子やもう一度勉強をしたいという大人の入学生が増えているためそのような話が出ることはなくなりました。

それでも地域や学校によって先生の質や生徒の質も大きく異なっていきます!!

高校生活に失敗してしまうと後がないので高校選びからしっかりすることが大事、就活や進学まで頑張る力にも変わりますのでしっかり選びましょう。

全日制高校の評判も重要

まず見るところは全日制の高校です。

基本的に定時制高校は全日制の高校の一室を借りて授業をするといった仕組みになっています。

つまりは教室や施設は共用、生徒証や卒業証書も同じ名前になるので定時制の評判は全日制の評判にもつながります。

実は先生や校長も全日制と定時制では違うのですが、勿論同じ場所を使って仕事しているので情報の共有や学校活動なんかも一緒に取り組んでいます。

全日制の評判がいいところでは治安や生徒の態度などをしっかりと管理しているケースが多いので定時制高校と一緒に全日制の評判を確認するとよい高校に出会える可能性が高くなるでしょう!

駅近くのほうが将来的にもアクセス的にもよい

定時制高校はほかの高校と違い数が限られていますし、数が少ないということはそれだけいける高校が近くにない可能性も高いということです

私が通っていた定時制の高校でも駅近くでしたが、平均的に通学時間が1時間前後かかる子が多い印象。

周辺にも定時制高校はたくさんありましたが、やはり評判の良い定時制高校へ通うために少し遠い学校へ通う人も多かったのです。

普通科と専門学科の二種類がある

ほかの高校同様普通科専門学科が存在します。

普通科はその名の通りで普通の高校のように国語、数学、英語などの授業を中心に授業をするスタイルを取り入れているので特に特別な専門知識を学ぶわけではありませんが一般的に使われる内容はしっかり勉強することができます。

専門学科は普通科とちょっと変わって定時制だと人数の差が大きく出てきます

私が見た専門学科の定時制高校では1クラス4人で6クラスで勉強する高校もありました
人数が少ない要因として、専門的な知識を勉強する生徒が全日制より少ないことと定時制高校という点で極端に人数が少ないというところですかね。

授業方法は一般的な普通科と専門学科と同じ考え方で大丈夫です!

3年制と4年制によって授業内容やテストが異なる

一昔前までは定時制といえば4年制。という認識がありました。

今では卒業の時に全日制のほかの子と年齢に差がつきたくないという傾向があり3年制が一般的になりつつあります

4年制ではなく3年制にすることで何が変わるのかというと、週に何度か授業が分かれさらにレポート(宿題、課題のようなもの)が提出され、テスト日数が若干増えるようになります。

必要単位もそれに加え必要になっていくので単位を落とさないようにしっかりと勉強しなければいけません。

大体の人が3年制を選びますが、レポートは一つでも未提出の場合単位を落とすことになりますので宿題や勉強を自らしようとしない場合は4年制を選ぶことをお勧めします

定時制だけの楽しみかたがある

夕方から夜にかけて授業をする定時制ならではの楽しみ方は全日制ではできないようなことがたくさん!

それは、朝から夕方までの時間が自由に使えることで友達と遊びながら学校へ行くことができること!

しかも平日の朝から夕方まで自由に時間が使えるので基本どこへ行っても人が少ないし、待ち時間も発生しない・・・そして料金も平日価格になるのでお金もそんなにかからないのが魅力!

友達、恋人ができたとしても遊ぶことに困ることはありませんしアルバイトもできるのでお金を使った遊びもたくさんすることができるのが定時制だけの楽しみ方といえるでしょう!

どの高校にするべきかもう一度考えよう

定時制高校を選ぶ前にその高校でいいのか、どういった高校がいいのかをもう一度見つめなおしてください

本当に高校を通うと考えているのでしたら自分が「全日制」「定時制」「通信制」のどういったタイプが続けやすいかを知る必要があります。

どの学校にもメリットデメリットが存在していて、

全日制なら中学校と勉強システムがほとんど変わらないので実質クラスメイトや先生、授業内容が異なるだけになります。

定時制なら夕方から夜過ぎまでの勉強、朝から夕方までアルバイト等ができる時間があって周りも同じような境遇の人もたくさんいるようになります。

通信制なら学校に行くことはほとんどありませんし、家での自主勉強が中心の学習スタイルになるので人とのかかわりはほとんどありません。

どのスタイルを選んでも正式に「高校卒業資格」になります。

学力としては「全日制」→「定時制」→「通信制」になってしまう為、気になってしまう場合は全日制にすることをお勧めします。

定時制を知ったことであなたの選択しが増えればもっといろんな人生を歩めるかもしれません、ただし選択肢は一つだけではありません。どの高校にするべきかもう一度真剣に考えて選ぶことが一番の選択肢です!