「学校に行け」を止めるだけで不登校でも親子の信頼関係や人生の再スタート!学校に行けなくても心の成長になる3つの方法
不登校において最大の仲間であり、最大の敵であるのはなんでしょう?
答えは自分自身の親です。
学校に行かないということは学校に「敵」がいるということです。
それは「勉強」でもあるし、「先生・クラスメイト」でもなんでも「敵」である可能性があります。
学校に行かないということは、一日中家の中で過ごすのです。
では、学校に敵がいて行けないですが、毎日家には親がいますよね?
そうすると親と子供の間で学校の大切さについて話し合う時が来るはずです。
親からすれば、学校に行かなければ進学も就職もすべての道から落ちて将来が不安定になることを知っているから学校に行ってほしいという気持ちがとても高くなってしまうのですが、子供にだって「学校に行かなければいけない」という責任感やプレッシャーもあります。
しかし子供が学校へ行っていないからと言ってもし、あなたが子供の「敵」になるのなら、
子供を支えて応援してあげれる大人は誰もいなくなってしまうのです。
「学校に行け」を続けると?
もし、あなたが子供に頑なに学校に行かせようと強硬手段ばかり取っているとどうなるのか?
その時の子供の心境を考えてみましょう。
子供はその時、助けてくれるのは親だけだと思っていたはず。
理解してくれてる、解決してくれる、応援してくれる。
そうじゃないと心の中で芽生えてしまったら・・・
子供は高確率で鬱になります。
誰も信じてくれない、自分より不幸な人間はいない、誰も愛してくれない。そう感じ始めるのです。
それが幼い時になればなるほど発症率は高くなります。
小学校高学年から中学生ごろなら親に不信感や信頼関係がなくなるといった場合が多いです。
「学校に行け」で何故鬱や信頼関係がなくなるのか?
何故そう言ったケースが多いのかというと、理由は簡単。子供に対して「学校に行け」としか言っていないからです。
心当たりがない、自分は正当な理由をつけて言っていると思っていても最終的に子供に学校に行ってほしいという感情で話をしていませんか?
例えば
「今日学校に行かなきゃ出席日数足りないよ?」
「宿題やんなきゃ明日行きにくいよ」
「先生が明日は来いっていってた」
「もうすぐテストだよ」
このような優しい言葉で語りかけていても子供には「そうやっていうってことは学校に行けってことだよね?」と真っ先に理解してしまうのです。
それの何がいけないのかといいますと、子供はそこで「自分のことを第一で考えてくれてないんだ」と思うのです。
自分のことを理解してくれてるなら学校にいけない理由もわかってくれるし、気持ちだってわかってくれるはず。でも学校に行って一番楽なのは親でしょ?と
いつしか学校が嫌という気持ちとともに親が嫌という気持ちも芽生えてきてしまいます!!
じゃあ「学校に行かなくてもいいよ」って言えばいいの?
違うんです。子供によってはそれが逆効果になってしまうこともあります。
不登校でも親に信頼される関係になるためには日常的に子供の気持ちを理解した話し方や接し方が大事になってきます!
学校へ行きたくない子供に対する話し方
子供に信頼してもらい、自分の言っていることを理解してもらいたいならまず、子供の気持ちになって話をすることから始めましょう!
親が不登校になった経験や友人や親戚に不登校がいない場合ほとんどのご家庭で不登校の気持ちを理解していることはありません。
ですので気持ちを完全に理解することは不可能ですが、おさえておくだけで有効な方法を紹介します!
おさえるポイント
1.学校に行くことを催促しない
2.対抗しない
3.否定しない
これだけです、簡単そうでしょ?
なんでこれだけでいいのかというと、気持ちを完全に理解できなくても子供の気持ちを踏みにじらなくなるからです。
話をしても学校へ行けと言われれば結局は学校に行かないと聞いてもらえないと思いますよね?
対抗しないというのは、例えば子供が「学校がつらい!」って話してるのに自分が「私の頃のほうががつらかったわ!」とか言ってしまうことです。
否定しないというのは、子供が今日は昼からでも学校いけた!といった場合に「それが普通、いったからって調子に乗るな」と頑張りを0にしてしまうような発言のことです。
子供がつらいとか、しんどいとかいうなら「しんどいよね、なんでああいうのかな~」とかその子のつらさにより添える話し方をすればよいし、子供が頑張ったり達成したことは自分の物差しではなく、その子の目線で話をしてあげることが重要なんです。
学校に行かせるだけが親の役目?
子供はいつしか大人になり社会に溶け込んでいきます。
親の役目というのは子供を大人になるまで成長させることですが、学校に行かせるだけでしょうか?
礼儀やマナー、話し方や性格などは親をみて成長していきますし、遊びや勉強、仕事などの活動は学校などで学んでいきます。
でも、心を一番成長させることができるのは親なんです、それほど影響力が高いといわれています。
よくテレビ番組などで偏差値が高い大学生クイズなどがありますが、学校へ行くことで学力が大幅に成長されているのに対し情緒が不安定な方もよく見かけられます。
偏見のようですが、実際高学歴の方は勉強に一番力を入れているので日常の時間というものがかなり限られているのでほかの人とのコミュニケーションだったり日常会話なんかも少なくなってしまうことが大きな原因だと思います。
いくら学校にしっかり行っても心(メンタル)が弱ければ社会に出て負けてしまうことだってあります。
学校に行かなくても心や人間性を豊かにできれば自ずと自信がついたり、しっかりしたメンタルがある子供を育てることだってできます!
最初のうちは心配でも、子供が自分の力で何かを取り組む力があれば親の手なんか借りないで自立します。そういう環境を作るのが親の役目だと私は思います。