不登校で将来大丈夫??元小学校、中学校不登校生でも新社会人になって一人暮らし出来る!!元不登校生が語る学校の必要性とは?
最近、世間で有名になった不登校Youtuberのゆたぼんさんを筆頭に不登校についての様々な理論や討論が巻き起こってますよね。
そんな中、私も”元不登校”の経験を持つ者でして小学校、中学校を通してまともに学校に行った期間が3年間程度(小学校5,6年生~中学1年生まで)
と、ほとんどまともに学校に行っていない生活を送ってきていました(笑)
小学校5,6年生と中学1年生以外行ってないよ!
平均出席日数30日くらいだったような・・・
そんな自分でも今は新社会人になり、一人暮らしをしながら仕事、自炊、掃除などをこなしながら家賃、税金、保険料などの支払いを親に頼ることなく自分ですべて支払って生活しております。
本当に学校に行くことって意味があるの?
と疑問に思っている方が多いと思います。
そこで今回は小、中不登校で過ごした自分が本当に学校に意味があったのかどうか体験をもとに説明していこうと思います。
学校に行く必要は本人次第
まさにこれに尽きます。
まず、学校に行くこと=勉強するという概念は全く必要ありません、むしろ学校に行くことの意味としてはおまけのようなものだと考えていただいても結構です。
何かを学びたい!!と本人が思わない限り学校で勉強をしても全く意味がなく成績や提出物の提出率が上がるわけでもないからですね。
学校に行けば頭がよくなって社会に通用するというわけではありません。学校に行くことが子供を賢くするというわけではないのです。
自分で勉強する意思ながきゃ一緒だもんね・・・
学校に行っている子全員うまくいってるわけじゃないんだ
学校に行くことの意味は小学校、中学校、高校、大学では異なりますが、大抵の子供は小学校、中学校のうちに不登校になるんですよね。
小学校や中学校の勉強ってすごく基礎的なものなんです、特に小学校なんてほとんど行かなくても追いつける内容ですし、不登校の私は学校に行かない代わりに自分で教科書を開いて勉強をしていたのでテストはいつも80~100点はとれていました。
みんながそんな点数を取れるというわけでなく、
本人が学校に行かないことの意味を理解しているうえで自らの意思で勉強していこうという考えがなければ成立しません。
学校に行かないことがどれだけ社会的に不利か理解していないとダメ!!
甘えに甘えで不登校になると自立できず引きこもりになるケースも・・・
自主勉強を進めても中学時代から躓き始める
いくら本人が自主勉強をしても中学生活を迎えるとどうしても本人の力だけでは補え切れない知識を勉強しなければいけません。
学校へ行っている子は授業を受けたうえで予習復習をしてやって知識を蓄えているので、いくら不登校が一日中勉強をしていたとしても追いつける量ではないのはあきらか。
自宅で勉強しても教科書の内容が理解できなかったら先に進めないよね。
教えてくれる人がいないとわかんないよ!
学校には何人ものその授業に特化した資格や知識を持った先生達がわかりやすく説明してくれているのに対し自宅では自分の理解力だけでしか物事を覚えることができません。
逆に言い換えれば今の時代だからこそ不登校でも「インターネット」を使い、自分の必要な知識を簡単に勉強することができるということなんですけれども。
これは一昔前の不登校にはできない勉強法です。
インターネットを使えば、こどもが何か一つのことに向かって一生懸命勉強していきたい!けど学校が大嫌い!!という場合将来だれも開発できなかった技術を作り上げる子が成長できる可能性だってあります。
今回の不登校Youtuber騒動みたいなことだってありえる!
話題になるのに年齢は関係ないんだ。
不登校でも高校は行ったほうが良い
これも自分の体験からの話なのですが、やはり高校にはいく必要があると感じました。
中卒で仕事をするというのがこの日本ではとても難しいです。
それでもインターネットを使い中卒でも募集している企業の求人票をみてみるとやたら時給制だったり日給制だったりします、「内容も誰がやるんだこんな仕事聞いたことないぞ・・・」というものが多く、自分が本当に何をしたいのかわからなくなってしまいました。
基本的に不安定な職業ばかり・・・
手当や福利厚生がしっかりしていないとこも多い!
中学校の先生が人生を変えるきっかけをくれた
そんな時自分のことを大切に見てくれていた顧問の先生が自分に定時制の高校ならお前でも入学できるし、夕方から登校(自分が昼夜逆転、偏頭痛だったため)だから行きやすいから行ってこいと応援してくれたのがきっかけで高校に行くことになりました。
大好きだった先生が紹介してくれたことや自分自身がその中卒の求人票をみたときに「このままではまずい」と強く感じた為高校だけは1日も休まないで全部でようと決意したことで3年間無欠席で皆勤賞をとることができましたね。
入学当初から高卒で社会人になろうと考えていたので勿論無欠席で登校したことは選択肢の幅が大きく変わりました
中卒でみた求人票なんか比にならないくらいの量の求人票や職種、自分も知っているような企業がたくさんならんでいた光景を覚えています。
月収や勤務日数、手当や福利厚生もしっかりした会社もたくさん増えただけでなく、高校生というポテンシャルを生かした高卒求人をフルに活用できる。しかもライバルは高校生だけ!と就職率にも大きな余裕ができたのです。
つまり、就職を目指すにしても、社会で生きていくには結局は不登校を脱出して学校に行かなければいけないのです・・・。
結論からいう学校の必要性
自分がさんざん不登校をした経験上、学校に行く必要は・・・
あります。
まず、自分がなんで学校に行く必要があるかと思う大事な理由なんですが、「理不尽に耐える力」を若いうちに身に着けておく必要を感じたからです。
学校と会社はよく似ていて、小さい会社のようなものなのです。
名前 | 関係性 |
---|---|
生徒と教師 | 部下と上司 |
登下校 | 出社退社 |
いじめ、ちょっかい | パワハラ、モラハラ |
友達、クラスメイト | 同僚、関係者 |
委員、係 | 部署、役職 |
など、殆どのことが会社と酷似しています。
学校ならば不登校になれば逃げることができます。しかし、いざ大人になって社会に出ると逃げ出すことはできません!
逃げ出す=生きていく力を失う
ということにつながるからですね。
若いうちに学校という会社に似たような逃げられない環境において自分の力で切り開くことが学校生活のうちに身に着けてほしい。だから学校に行く必要は「ある」と答えます。
学校は、社会に出る予行練習みたいなものなのですよ。
行くか行かないかはよく考えておきましょう。